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2013 年度 研究成果報告書

古代和歌における定型と歌体認識の発達過程の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23520266
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本文学
研究機関京都大学

研究代表者

佐野 宏  京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 准教授 (50352224)

研究分担者 寺島 修一  武庫川女子大学, 文学部, 教授 (60290409)
研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード万葉集 / 字余り / 歌経標式 / 唱詠法
研究概要

万葉集の短歌形式の和歌は5単位、7単位の定型句からなるが、しばしば字余り句が認められる。字余り句の生起率は句中の母音音節の位置と相関があり、規則性が認められる。その理由は唱詠法が歌詞に対して独立していたことに起因するとみられ、何らかの旋律にあわせて唱詠していたものと予測される。ところが、萬葉訓詁学の発展によって本文の文字列を訓読する方法と類句による施訓によって、旋律や唱詠法に伴う規則性が動揺しているようにみえることから、本研究では万葉集の諸本での字余り句の悉皆調査を行った。結果として次点期のものほど規則性が強く表れ、仙覚以降にそれが動揺することが知られた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 古代日本にける歌の「表記体」について2011

    • 著者名/発表者名
      佐野宏
    • 学会等名
      東アジア日本語教育・日本文化研究学会 2011年度 国際学術大会
    • 発表場所
      INALCO フランス国立東洋言語文化研究学院
    • 年月日
      2011-11-04
  • [学会発表] 萬葉集における歌の「表記体」と用字法について2011

    • 著者名/発表者名
      佐野宏
    • 学会等名
      第64回萬葉学会全国大会
    • 発表場所
      園田学園女子大学
    • 年月日
      2011-10-09

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公開日: 2015-07-16  

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