エミリ・ディキンスンの植物標本帳には、当時の米国では手に入るはずのない日本の花が存在する。ハーバード大学植物標本館等で調査の結果、ペリーの日本遠征隊が収集した標本がワシントンに到着した直後に彼女が当地を訪れたこと、その直後に家に温室が造られたこと、実際に植物を採集した一人、サミュエル・ウィリアムズがディキンスン家と関係のあるアメリカン・ボードから派遣された宣教師であったこと等から、彼女が遠征隊の植物標本の一部をもらった可能性が高いと結論付けた。 またウィリアム・クラークから日本の植物を手に入れた可能性もあることがわかった。新島襄との関係や当地の日本ブーム等については、今なお調査中である。
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