研究課題
基盤研究(C)
第一に、パスカルにおける「無知」の主題の分析を通じて、彼の人間学が、他者および神への愛(慈愛)の尊重に至ることを明らかにした。第二に、モンテーニュによるパスカルの思想への影響に関する研究の一環として、『エセー』における「人間の尊厳」「判断」「気をそらすこと」という観念について検討した。第三に、ラ・ボエシ『自発的隷従論』の翻訳書を刊行するとともに、本作における「友愛」観念がギリシア=ラテン的伝統とキリスト教的伝統の二重の背景によって成り立つことを明らかにした。
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『待兼山論叢』(大阪大学大学院文学研究科)
巻: 第47号
大阪大学大学院文学研究科紀要
巻: 第53号 ページ: 67-104
巻: 第52巻(モノグラフ編) ページ: 426