研究課題
基盤研究(C)
18世紀中葉のドイツのライプツィヒは先進的な啓蒙文化都市であり、豊かな演劇文化が栄えた。ゴットシェート教授を理論的な柱とするライプツィヒ派の劇作家らは、法学生、医学生、官吏、翻訳家等の知識層である。彼らはハルレキーン役を廃止して、偏った性癖を持つ類型化した人物を諷刺的に描き、良徳を称える一方、悪徳を戒める類型諷刺喜劇の創作を得意としていた。カロリーネ・ノイバーの劇団は、当初ゴットシェートの演劇改革に与していたが、自らも喜劇の脚本を書き、倒産を経てハルレキーン役を復活させ、1740年代には独自に演劇改良を進めた。仏英の劇に加え、ライプツィヒ派のザクセン喜劇の上演と受容に大きく貢献した。
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日本演劇学会論集
巻: 58号 (印刷中)
In : Beitraege der Asiatischen Germanistentagung Beijing 2012
巻: (掲載決定)
In : Akten des XII. Internationalen Germanistenkongresses Warschau 2010. Vielheit und Einheit der Germanistik weltweit. Franciszek Grucza (Hg.) Frankfurt am Main: Peter Lang
ページ: 43-47
広島大学大学院文学研究科論集
巻: 72巻 ページ: 75-88
Transkulturalitaet in neuem Licht. (Hg.) Maeda Ryozo. Muenchen : Iudicium Verlag
ページ: 297-302
巻: 71巻 ページ: 15-28
ドイツ語文化圏研究
巻: 9号 ページ: 32-50
http://www.inst.at/trans/17Nr/1-9/1-9_kobayashi17.htm