１８世紀フランスにおける演劇モデルによる知の構築

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23520389
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: ヨーロッパ文学(英文学を除く)
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 阿尾 安泰 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (10202459)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: １８世紀 / フランス / ジュネーヴ / ルソー / 演劇 / ティソ / パリ / フーコー

研究概要

これまで演劇という視点は、時系列的に論じられることが一般的であった。そうした観点からはこのジャンルが１８世紀において果たした重要性を十分な形で指摘することができなかった。この時代の演劇を１７世紀や１９世紀のものと比較するのではなく、同時代の他の領域との活動との関係を調べることで、演劇という枠組みが領域横断的な影響を及ぼしていることが判明するとともに、そこから生まれる知の体系の独自性を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 読書という悪の発見 (2014)
  • 著者名/発表者名: 阿尾 安泰
  • 雑誌名: 平成23年度～平成25年度化学研究費助成事業研究成果報告書 ページ: 43-56
• [雑誌論文] 18世紀、語られるもの、語られないも (2013)
  • 著者名/発表者名: 阿尾 安泰
  • 雑誌名: 比較社会文化 巻: 第19号 ページ: 1-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] Les analyses de L'Onanisme de Samuel-Auguste Tissot -Au dela de la notoriete et de l'oubli (2012)
  • 著者名/発表者名: 阿尾 安泰
  • 雑誌名: 比較社会文化 巻: 第18号 ページ: 25-31
  • 査読あり
• [雑誌論文] 18世紀における演劇性の問題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 阿尾 安泰
  • 雑誌名: 言語文化論究 巻: 第28号 ページ: 157-169
  • 査読あり
• [学会発表] 「・・・と文学」-混淆性の探求に向けて (2013)
  • 著者名/発表者名: 阿尾安泰
  • 学会等名: 日本フランス語フランス文学会
  • 発表場所: 別府大学
  • 年月日: 2013-10-27
• [学会発表] 18世紀への問題提起 (2012)
  • 著者名/発表者名: 阿尾安泰
  • 学会等名: 日本フランス語フランス文学会東北支部会
  • 発表場所: 岩手県立大学
  • 年月日: 2012-11-03
• [学会発表] Les analyses de L'Onanisme de Samuel-Auguste Tissot (2011)
  • 著者名/発表者名: 阿尾安泰
  • 学会等名: 13th International Congress for Eighteenth Century Studies
  • 発表場所: Graz (Austria)
  • 年月日: 2011-07-27
• [図書] オナニスム (2011)
  • 著者名/発表者名: サミュエル=オーギュスト・ティソ(阿尾安泰 他訳)
  • 総ページ数: 322
  • 出版者: 国書刊行会
• [備考]
  • URL: http://www.flc.kyushu-u.ac.jp/~ao/index.html