研究課題
基盤研究(C)
1800年前後の大学論・学問論を「リベラル・アーツ」の観点から分析した。取り上げたのは、カント、フィヒテ、シュライアマハー、W・フンボルト、ゲーテ、シラー、ノヴァーリスなどである。また、ドイツの研究図書館で、18世紀の大学の実状について文献調査した。大学史においては、1810年のベルリン大学創立が、世界の大学に影響を及ぼした画期的出来事とみなされてきたが、本研究は、それ以前の、1800年前後の大学論・学問論を取り上げ、21世紀の「リベラル・アーツ」に寄与する要素を取り出した。
ドイツ思想、ドイツ文学、比較文化