研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,事態把握の様式,特に,事態の参与者として事態の内側から事態を把握する事態内視点の図式化を行うことであった。事態内視点を拡張の出発点としていると考えられるのは,主観的移動表現,主観述語文,日本語ラレル形式などである。本研究では,これらの表現に見られる主観的な事態把握を図式化するだけではなく,その拡張過程に見られる客体化に課される制約から様々な言語現象の検討を行った。
言語学