研究課題
基盤研究(C)
本研究では、日常言語の対話的かつ伝達的な本質を、談話情報理論、社会的相互行為理論、認知言語学の多角的視座を統合した認知語用論のアプローチで分析することにより、伝達言語の発話構築メカニズムと認知的背景、特に、伝達に関わる文法構造、談話情報構造、認知システム、構築プロセス等の解明を試みた。 相互行為の中で文構造を説明する対話統語論に、カテゴリー化、スキーマ化、拡張等の話者の認知能力の側面を統合することで、実際の言語運用における伝達に関わる言語事象を詳細に分析した。
認知語用論