研究課題
基盤研究(C)
聖書のメタファを「現代でも通じる/通じない」という意味的基準で分類し、認知意味論における現行のメタファ理論を通時的視点から検証した。その結果、現行の理論はメタファの認知メカニズムは包括的に理論化しつつあるものの、そのメカニズムを発動させ言語表現を生成・解釈する過程は十分に捉えきれているとは言えず、翻訳論との学際的研究により理論を精緻化できると結論付けた。また、現代英語のコミュニケーションでは、聖書由来のメタファ表現が創造的に利用されていることから、その認知メカニズムの探求も追加して検証した。
英語学