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2013 年度 研究成果報告書

ムンダ語のクレオール化メカニズムに見る,言語構造の歴史的変化に関する類型論的考察

研究課題

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研究課題/領域番号 23520488
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 言語学
研究機関茨城大学

研究代表者

藤井 文男  茨城大学, 人文学部, 教授 (40181317)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード言語の類型 / 言語の構造 / 言語の系統 / 言語の歴史的・地理的変化 / 言語接触 / クレオール化 / 言語学的フィールドワーク / 言語の普遍性
研究概要

本研究は、現代ムンダ語の口語データを収集するフィールドワークとデータ分析に基づいて文法構造の体性的を明らかにすることを主目的とした。具体的にナグリ方言を対象とし、研究者は東インドのジャールカンド州州都 Ranchi を5回ほど訪れて調査を実施した。
当該言語は本研究以前が手懸けていたが、本研究によってその文法構造の記述などの点で相当の理解が進み、他動詞性標識として既に知られていた -n vs. -d に加え、印欧語に見られる -o vs. -e といった Ablaut に相当するような“屈折”も示すなど、新たな発見があった。主たる成果は文法上の一致に関する単行本として出版するところとなった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013 2012

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] "Transitivity" とは何か? ─ムンダ語に於ける自動詞 vs. 他動詞の弁別性に見る「文法の範疇概念」とその体系性─2012

    • 著者名/発表者名
      藤井文男
    • 雑誌名

      茨大人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』

      巻: 12 ページ: 63-85

  • [雑誌論文] 自然言語は如何にして表現の"カテゴリー"を設定するか? ─ムンダ語に於ける Agreement 現象が物語るもの─2012

    • 著者名/発表者名
      藤井文男
    • 雑誌名

      茨大人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』

      巻: 13 ページ: 59-87

  • [学会発表] 動詞中置はクレオール化に於ける必然なのか? ─言語地域としての大陸東南アジア─2013

    • 著者名/発表者名
      藤井文男
    • 学会等名
      公開シンポジウム『アジアとアフリカの言語地域』, 日本言語学会第146回大会
    • 発表場所
      茨城大学
    • 年月日
      2013-06-16
  • [図書] ムンダ語に於ける Grammatical Agreement から見る言語の"構造的機能性"2014

    • 著者名/発表者名
      藤井文男
    • 総ページ数
      240 + xii
    • 出版者
      相模原: 現代図書

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公開日: 2015-07-16  

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