研究課題/領域番号 |
23520489
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
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キーワード | 関係節 / 文理解 / ワーキングメモリ |
研究概要 |
今年度の主な作業は以下のとおり。(1) 去年の実験の続きを行った。関係節が予測されやすくなるような文脈を作成し、読み時間のデータを収集した。これによって、曖昧性をできるだけ解消し、確実に関係節を予測しているときにワーキングメモリの負荷がどう変更していくのかを検討した。(2)関係説の項目を修正し、読み時間測定の実験を再度行った。その結果、国内学会に発表し、2013年の夏に国際学会で発表する予定。 今年度得られた結果を以下のとおり公開する。 (a) 国内学会で7月に発表した。Michiko Nakamura & Edson T. Miyamoto. Expectation and gap preference in the comprehension of Japanese relative clauses. 思考と言語研究会. 2012年07月21日・22日, 山形大学. (b) 以前のデータの一部に加えて、国際学会で2013年の夏に発表する. Edson T. Miyamoto & Michiko Nakamura Unmet Expectations in the Comprehension of Relative Clauses in Japanese. CogSci 2013 - 35th annual meeting of the Cognitive Science Society 2013年07月31日;2013年08月03日 ベルリン. (c) もう一部の結果は現在国際ジャーナルに投稿する予定。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
会計課の指摘によって、実験協力者への謝礼の支払い方法が変更になったため、協力者が集まりにくくなった。 その結果、予定より実験実行が若干遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
主な作業は以下のとおり。 1. 実験刺激を修正し、平成24年度に行った実験を再度行う。 2. 実験参加者募集を広げて、平成24年度に実行できなかった実験を行う予定。 3. 得られた結果を国際ジャーナル、学会で発表する。
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次年度の研究費の使用計画 |
主な費用は次のとおり。(1) 大学院生に担当してもうら実験作業関係の短期雇用の支払い(2) 実験参加者に支払う謝礼 (3) 資料収集のための学会参加の出張費
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