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2013 年度 実施状況報告書

フランス語コピュラ文の解釈と属詞の冠詞の有無に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23520495
研究機関東京大学

研究代表者

坂原 茂  東京大学, 総合文化研究科, 教授 (40153902)

キーワードコピュラ文 / 属詞 / トートロジ / フランス語
研究概要

昨年度は,先の2年度に続き,冠詞研究についての代表的研究を収集・整理・分析した.また,視野を広げ,フランス語とロマンス諸語の対照研究を継続して行い,特にスペイン語について調査を行った.トートロジは,コピュラ文の特殊形態であり,フランス語の場合,冠詞研究にきわめて示唆に富む研究が可能であるが,平成23年に開催した「トートロジ・ワークショップ」の成果刊行の準備は,ほぼ完了し,平成25年度中には,ひつじ書房から出版される予定となった.この論文集には,フランス語学研究者だけでなく,日本語,モンゴル語の研究者の論文も掲載予定であり,コピュラ文についての研究に,広い展望を与えることができる.
以上のように,昨年度は,成果の刊行準備,フランス語学および隣接分野の研究者との研究交流を通じて,コピュラ研究に対する関心を集めることができ,有益な研究活動ができた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究開始3年目にして研究成果の刊行準備が完了した,すでにその成果の刊行が準備されている またスペイン語,カタロニア語,イタリア語のデータの分析を通して対照言語学的アプローチの深化が可能になるなど研究は順調に進んでいる.

今後の研究の推進方策

・先行2年間の研究計画を継続し,ある特定の意味現象に関するデータに不足があることが分かれば,データ収集を継続し,できるだけ有意義データベースを完成させる.
・データの分析をさらに進め,包括的な理論構築に着手する.
・国内,海外での何回かの研究発表を行い,理論の適切さをチェックする.

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公開日: 2015-05-28  

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