研究課題
基盤研究(C)
言語表現の日独対照研究では、対応する表現に視点(視座)の違いが認められると指摘されることがある。本研究は看板・標識・ステッカーなどに印刷されている定型的な表現を収集し、対応する日独表現を対比した。その結果、これらの機能的に等価な表現においても、視点の違いが確認できた。しかしながら、異なる視点をもった表現が出現する比率は、標識が約28%、看板が約23%であった。この結果は、従来の研究が明示してこなかった数値であるが、予想外に低い値であるように見える。この理由としては、調査対象が公共空間において機能的かつ意味的に対応する標識と看板における定型的な表現に限定されていたためと推測される。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件)
日本独文学会中国四国支部『ドイツ文学論集』
巻: 第47号 (印刷中)
Intercultural Communication Studies (ICS)
巻: XXIII(2) (in press)
日本文体論学会『文体論研究』
巻: 第60号 ページ: 17-32
Akira Tokuyasu, Makoto Kobayashi, & Mototaka Mori (eds.) : Life Course and Life Style in Comparison : Proceedings of the 11th Meeting of the German-Japanese Society for Social Sciences
ページ: 277-286
Georgeta Rata (ed.) : Linguistic Studies of Human Language. Athens : ATINER
ページ: 55-68
巻: XXII(2) ページ: 110-123