本研究では、日英バランスバイリンガルが自然な環境で行うコードスイッチング(CS)のデータを、文法構造面に加えて語用論的な側面からも、分析をしたものである。バイリンガル児のケーススタディからの縦断的なCSデータと、国際高校の生徒の横断的CSデータが、使われた。 コードスイッチングの起こった節は、Muyskenの分類法により、挿入、交替、融合の3パターンに判別され、そこにHallidayの機能文法の対人的機能、テクスト形成的機能からの分析も行われた。同じ節の中で、違った言語には、違ったメタ機能がわりあてられていることがわかった。
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