研究概要 |
3つの国際学会にて、研究成果の発表、および、情報収集、意見の交換、フィードバックなどを得ることができた。それは、政治言語/コミュニケーションにフォーカスした学会(The 2nd International Conference on Communication, Cognition and Media: Political and Economic Discourse, Catholic University of Portugal, Braga, Portugal, September 20, 2012)、アジア学を専門とする学会(The 50th Western Conference of the Association for Asian Studies (WCAAS), Brigham Young University-Idaho, October 21, 2012.)、さらに震災などの危機状況における人間の行動をトピックとした学会(An international Conference on Rebuilding Sustainable Communities after Disasters in China: Best Practices and Lessons Learned, A special session on 3/11 disaster and its rescue and post-disaster rebuilding in Japan, University of Massachusetts Boston, November 16, 2012.)であった。このようないくつかの異種、地域の異なった学会に参加、発表することにより、専門分野の広がり、学際的な知見、方法論の妥当性などについて、さらに研究を深めることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究成果の一部を論文の形でまとめ投稿、それが受理、出版されることが決まり、単行本の一章として、現時点で印刷中となっている。タイトル(論文名)、書名、編者、出版社は以下の通りである。 The language of leadership in the aftermath of the Japanese earthquake, (in press), Rebuilding Sustainable Communities after Disasters in China, Japan and Beyond, edited by Adenrele Awotona, Cambridge Scholars Publishing. 主な論点として、「力」と「仲間意識」という二つの概念/ベクトルで政治言語をとらえた場合、「仲間意識」の有効性、社会への影響、聞き手への共感醸成という点で極めて効果的であること、特に、「家族」のメタファーが使用されていることがわかった。
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