対象バイリンガル兄妹からは、この3年間の分析期間中もデータ収集は継続したので、17年間で(兄からは8才から25才まで妹からは4才から22才まで)131のスピーキングデータ、ライティングデータは29となった。今回の科研費研究で約60%の正確さ・語彙・流暢さ・ナラティブ分析が完成した。妹のデータのうちで4才9ヶ月から19才1ヶ月までの19スピーキングデータを抽出して中間報告とする。日本在住でも出生後英語に絶えず接してきた結果、英語母語話者とほぼ同じ発達段階を英語力・ナラティブ力において示していた。但し、英語母語話者に見られない独自の誤りとナラティブも観察され、更に詳細なデータ分析が必要である。
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