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2011 年度 実施状況報告書

旧椴法華村における伝統的漁業・造船に関する語彙調査

研究課題

研究課題/領域番号 23520540
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

橋本 邦彦  室蘭工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80156281)

研究分担者 島田 武  室蘭工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90322875)
塩谷 亨  室蘭工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10281867)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード漁業 / 漁船 / 造船 / 海事用語 / 伝統的
研究概要

これまで収集した資料の裏付け調査の目的で、9月7日~9日に旧椴法華村、旧恵山町、旧戸井町(現在、すべて函館市に所属)に赴き、函館市椴法華支所、漁業組合、函館市灯台資料館、戸井郷土館等で資料収集と聞き取り調査を行った。また、11月25日~27日に青森市にあるみちのく北方漁船博物館、青森県立郷土館、函館市北洋資料館、高田屋嘉兵衛資料館等に赴き、和船と江戸時代から昭和初期にかけての漁業関係の事物と文献資料の調査を行った。 この成果の一部は、橋本邦彦著「渡島半島東岸部の漁業関係の語彙」、『北海道言語文化研究』第10号、23-37で論文の形で発表している。さらに、2011年9月2日開催の日本実験言語学会第4回大会のパネルディスカッション『21世紀コンピュータ言語学』において「椴法華方言調査とその音声」(発表者:島田武)という題で、また、2012年3月19日開催の北海道言語研究会例会において「渡島半島東岸部の漁船・漁法・漁具関係の語彙について」というタイトルで、各々口頭発表されている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

これまで収集した資料データから、本研究のテーマである漁業・漁船に関連した語彙の抽出及び分類作業が、おおよそ当初の予冷通りに進んでいる。また、語彙に関連した事物の調査も、本年度2回の現地調査旅行を通じて一定の成果を上げている。 過去10年に渡って方言話者として聞き取り調査に協力していただいた方が高齢のため入院してしまったので、早急に調査協力者を求める必要がある。

今後の研究の推進方策

1.平成23年度に収集したデータに基づいて漁船・漁法・漁具・海事用語等に関する成果を論文にまとめる。2.比較のため、渡島半島西岸部に赴き、漁船・漁法・漁具・海事用語等に関連した語彙および事物の収集のため、現地調査を行う。3.椴法華を中心とした地域で、必要の見いだされた項目について、聞き取り調査をする。4.2と3の成果を分類・整理した上で、語彙集、論文の形でまとめる。

次年度の研究費の使用計画

○繰越金165,665円が生じた理由:1.当初予定していた調査協力者が入院して、謝金等の必要が発生しなかったため。2.注文した会議用マイクの納入が遅れて、次年度決算になったため。3.購入予定であった文献のリスト作成が間に合わなかったため。○次年度研究費の使用計画:1.調査旅行のため:280,000円。2.調査協力者への謝金:20,000円。3.その他必要な物品の購入:165,665円。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 椴法華の漁業について2012

    • 著者名/発表者名
      橋本邦彦、島田武、塩谷亨
    • 雑誌名

      室蘭工業大学紀要

      巻: 第61号 ページ: 77-88

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 椴法華の方言語彙について2011

    • 著者名/発表者名
      橋本邦彦
    • 雑誌名

      北海道言語文化研究

      巻: 第9号 ページ: 115-124

    • 査読あり
  • [学会発表] 渡島半島東岸部の漁船・漁法・漁具関係の語彙について2012

    • 著者名/発表者名
      橋本邦彦
    • 学会等名
      北海道言語研究会
    • 発表場所
      室蘭工業大学
    • 年月日
      2012年3月19日
  • [学会発表] 椴法華方言調査とその音声2011

    • 著者名/発表者名
      島田武
    • 学会等名
      日本実験言語学会(招待講演)
    • 発表場所
      室蘭工業大学
    • 年月日
      2011年9月2日

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公開日: 2013-07-10  

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