研究課題
基盤研究(C)
日本の古典的な韻文においては、字余り句は一般に母音連続をその中に含んでいること、また、字余り句の多くは奇数句に見られ、偶数句には相対的に少ないことが知られている。従来、この現象は古典に特有なものと考えられ、その変化は日本語の音節構造や韻文の唱詠法の変化によるものと考えられてきた。本研究は、近現代和歌まで調査範囲を拡大しつつ日本語音韻史の立場から再検討を加え、日本の韻文に通底する4拍子のリズムの観点から、一元的に説明が可能であることを示したものである。
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国語と国文学
巻: 88-8 ページ: 1-13
海路
巻: 第9号 ページ: 76-83
文学研究
巻: 第107輯 ページ: 1-15
月本雅幸他編『古典語研究の焦点』 (武蔵野書院)
ページ: 165-179