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2013 年度 研究成果報告書

古辞書における方言掲載意識に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23520562
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語学
研究機関熊本県立大学

研究代表者

米谷 隆史  熊本県立大学, 文学部, 准教授 (60273554)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード色葉集 / 和名集 / 聚分韻略 / 節用集 / キリシタン資料 / 九州方言
研究概要

『いろは字』や諫早文庫本節用集について知られていた通り、室町末から江戸初期に九州で書写・刊行された古辞書の付訓には、同地の方言が反映している例が存する。本研究において、当該期の辞書類を博捜して調査を行ったところ、文明13年薩摩版・享禄3年日向版『聚分韻略』伝本への加筆部分、元和3年以前書写『継忘集』、元和6年写『色葉集』にも、九州方言の特徴であるオ段長音のウ段長音化や、九州方言語彙の掲載が見られることが明らかとなった。この結果と他地域における事例を併せ考えると、当該期の辞書諸本において方言の反映が目立つのは、代表的な辞書とされる節用集ではなく、色葉集や和名集と呼ばれる辞書群であるといえる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 往来物に見る方言反映事例について-近世後期の東北地方における-2014

    • 著者名/発表者名
      米谷隆史
    • 雑誌名

      熊本県立大学文学部紀要

      巻: 第20巻 ページ: 73-86

  • [学会発表] シモの古辞書に見える方言の反映をめぐって2013

    • 著者名/発表者名
      米谷隆史
    • 学会等名
      日本語学会
    • 発表場所
      静岡大学静岡キャンパス
    • 年月日
      2013-10-27
  • [学会発表] 古辞書に反映した地域性をめぐって―「タウラウ」(蟷螂)の異称「アマキビ」を端緒に―2012

    • 著者名/発表者名
      米谷隆史
    • 学会等名
      西日本国語国文学会
    • 発表場所
      宮崎市清武町文化会館
    • 年月日
      2012-09-16

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公開日: 2015-07-16  

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