• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 研究成果報告書

口形分析によるハ行唇音の痕跡とその変容に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 23520563
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語学
研究機関秋田大学 (2012-2013)
いわき明星大学 (2011)

研究代表者

大橋 純一  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (20337273)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード東北方言 / ハ行唇音 / 口形分析 / 口唇形状 / 唇音の衰退過程
研究概要

東北方言には広い範囲にハ行唇音の痕跡がある。しかし衰退も著しく,典型的な唇音を残す話者は,実際にはごく少数に限られてきている。本研究では,それらの諸相を単に音声上の特徴として見るばかりでなく,視覚的な口唇形状の面からも捉えることにより,その実像に迫ろうとした。調査の結果,当方言には典型的な両唇摩擦音が残存する一方,口唇形状の面からは,さらに円唇~非円唇にかけての諸段階が分類されること,それと同時に唇歯摩擦音の段階,平唇的な摩擦音の段階などがみとめられることが明らかとなった。これらによるならば,東北方言におけるハ行唇音の分布(痕跡)は,これまでに言われてきた以上に広範であることが示唆される。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 口唇形状からみたハ行唇音の痕跡の諸相2014

    • 著者名/発表者名
      大橋純一
    • 雑誌名

      秋田大学教育文化学部研究紀要人文・社会科学・自然科学

      巻: 第69号 ページ: 1-9

  • [雑誌論文] 口形分析によるハ行唇音の諸相と展開-東北方言における-2011

    • 著者名/発表者名
      大橋純一
    • 雑誌名

      音声研究

      巻: 第15巻, 3号 ページ: 37-47

    • 査読あり
  • [学会発表] 方言音声の変化を捉える視点2014

    • 著者名/発表者名
      大橋純一
    • 学会等名
      新潟県方言研究会
    • 発表場所
      アトリウム長岡
    • 年月日
      2014-03-30
  • [学会発表] 東北方言音声の変化の諸相2013

    • 著者名/発表者名
      ①半沢康,鑓水兼貴,大橋純一,小林隆,日高水穂
    • 学会等名
      国立国語研究所公開研究発表会(シンポジウム)「東北方言の特徴と形成」
    • 発表場所
      コラッセふくしま
    • 年月日
      2013-12-21

URL: 

公開日: 2015-07-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi