研究課題
基盤研究(C)
歴史コーパスを用いた調査により、定形節では(ある種類の目的語を除いて)14世紀に「目的語・動詞」語順が消失したのに対して、不定詞節では「目的語・動詞」語順が16世紀まで存続していたことが判明した。不定詞節においては「目的語・動詞」基底語順が消失した(定形節において「目的語・動詞」表層語順が消失した)14世紀以降も、機能範疇を伴わない構造が保持されていため、「動詞・目的語」基底語順からの目的語の左方移動により「目的語・動詞」表層語順が派生可能であったと結論付けた。その後、16世紀に機能範疇を含む不定詞節の構造が確立すると、目的語の左方移動が不可能となり「目的語・動詞」表層語順が消失したのである。
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