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2013 年度 実績報告書

認知言語学の概念<事態把握>と日本語教育ー韓国語母語学習者を対象にー

研究課題

研究課題/領域番号 23520612
研究機関東京大学

研究代表者

近藤 安月子  東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90205550)

研究分担者 姫野 伴子  明治大学, 国際日本学部, 教授 (00228751)
足立 さゆり  白百合女子大学, 文学部, 教授 (70307106)
キーワード日本語教育 / 対照言語研究 / 事態把握 / 教科書分析
研究概要

本研究は、韓国語母語の日本語学習者(以下「韓」)が産出する日本語に現れる<事態把握>の傾向を、日本語母語話者(以下「日」)のそれと対照することを通して明らかにすることを第一の目標とし、さらに、研究第一段階(平成17年~19年度基盤(C)研究課題番号195320445)で明らかになった、中国語母語日本語学習者(以下「中」)の産出する日本語に見られる事態把握の傾向と日本語母語話者のそれとを相対化することで、日中韓三言語の<事態把握>の傾向についてタイポロジカルな記述を行うことを最終目標とする。本年度は最終年度で、以下の研究活動を行った。
(1)平成24年度に実施した韓国の7大学で日本語を学習する中級学習者244名を対象に行った言語調査(本調査)のデータベースを<事態把握>の観点から量的、質的に分析し、日本認知言語学会第14回大会にて、成果発表を行った。
(2)上記研究第一段階調査の結果と(1)の調査結果をデータベース化し、「日」「中」「韓」のデータを三言語の事態把握の傾向差の観点から量的、質的に分析し、その一部について、日本語教育学会2013年度第10回研究集会にて成果発表を行った。
(3) さらに(2)に基いて、「日」「中」「韓」の<事態把握>の傾向差の可視化を試みた。この結果の一部は2014年度日本語教育国際研究大会(7月9~12日@シドニー工科大学)にて成果発表の予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 韓国語母語日本語学習者の事態把握―日韓対照言語調査の結果から―2014

    • 著者名/発表者名
      近藤安月子, 姫野伴子, 足立さゆり
    • 雑誌名

      日本認知言語学会論文集

      巻: 第14巻 ページ: 印刷中

    • 査読あり
  • [学会発表] 韓国語母語日本語学習者の事態把握―日韓対照言語調査の結果から―2013

    • 著者名/発表者名
      近藤安月子, 姫野伴子, 足立さゆり
    • 学会等名
      日本認知言語学会第14回大会
    • 発表場所
      京都外国語大学(京都市)
    • 年月日
      20130921-20130922
  • [学会発表] 中国語・韓国語母語日本語学習者の日本語文適切性判断―事態把握の比較を中心に―

    • 著者名/発表者名
      近藤安月子, 姫野伴子, 足立さゆり
    • 学会等名
      日本語教育学会2013年度第10回研究集会
    • 発表場所
      園田学園女子大学(兵庫県尼崎市)

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公開日: 2015-05-28  

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