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2013 年度 実績報告書

日本語学校創設に関する日米外交史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23520635
研究機関福岡教育大学

研究代表者

竹本 英代  福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (50294484)

キーワード宣教師 / 日本語 / 日本語学校 / 日米関係
研究概要

最終年度(平成25年度)は、平成24年度の課題であったフレンド派宣教師の平和事業と日語学校の関係性について解明する研究に着手した。そのため、平成24年度に収集したフレンド派宣教師の史料の分析をまず行った。フレンド派宣教師の史料については、先行研究と照らしながら目録を作成した。次に、ハーバーフォード大学のクエーカー・コレクションが所蔵しているギルバート・ボールズの個人文書やフレンド派ミッションの年次総会記録、スワースモア大学の平和文庫が所蔵するアメリカ平和協会資料を収集した。
ギルバート・ボールズに関しても先行研究に照らしながら、収集した文書の整理を行った。その結果、ギルバート・ボールズが日語学校の創設に寄せた思いが明らかになった。ギルバート・ボールズは息子達に書簡を残しており、日語学校に対する思いを書き残していた。ボールズは、日本文化研究所の創設を企図していた。ボールズのその思いは、終生かわらないものであった。
日語学校で理事を勤めた時、ボールズは具体的にその思惑を学校改革にうつした。実際に発足した日語学校は、宣教師の語学学校としての側面が強かった。しかしボールズは、日本文化を研究する場にするために、日本研究という講座を開講し、新たな役割を付加させていった。日語学校が、昭和5年に日語学校から日語文化学校に学校名を変更したのは、ボールズが日本文化研究を充実させていった結果であるといえる。
今後の研究計画として、最終年度で収集したフレンド派ミッションの資料を用い、とくにアメリカ平和協会の事業について学会で発表していきたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Education for Nisei in the Japanese Language and Culture School of Tokyo YMCA2014

    • 著者名/発表者名
      Hideyo Takemoto
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要

      巻: 63号 ページ: 13-24

  • [学会発表] The Educational Problem to Nisei in California of the 1930s

    • 著者名/発表者名
      Hideyo Takemoto
    • 学会等名
      8th International Convention of Asian Scholars
    • 発表場所
      Venetian Macao-Resort Hotel (中華人民共和国マカオ特別行政区)

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公開日: 2015-05-28  

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