本研究では、グローバル化時代に求められる人材育成のための方策として、短期海外語学研修プログラムと留学生との会話パートナープログラムを取り上げ、調査研究を行った。具体的には両プログラム参加者を対象として、3年間に渡り質問紙調査及び面接調査を実施、グローバル人財育成の観点からこれらのデータを分析し、その効果について検証を行った。分析の結果、両プログラム参加者とも、異文化理解、偏見の低減、積極性の向上等、その意識と態度に変容が見られ、特に会話パートナープログラム参加者においては異文化コミュニケーション能力の向上が顕著であった。また、2つのプログラムを連携させることによる相乗効果が確認された。
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