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2013 年度 実施状況報告書

第一・第二言語における日本語名詞修飾節習得過程と類型論的差異の影響

研究課題

研究課題/領域番号 23520644
研究機関麗澤大学

研究代表者

大関 浩美  麗澤大学, 外国語学部, 准教授 (50401584)

キーワード名詞修飾節 / 関係節 / 第一言語習得 / 第二言語習得
研究概要

1.平成24年度末にハワイ大学のWilliam O'Grady教授から、実験方法に関するコンサルティングを受けた際に、タイ語データとの比較の重要性を指摘されたことを受け、平成25年度は、タイ人留学生の協力を受け、タイ語のコーパスから、使用された関係節を取り出し、データ分析を進めた。
2.本研究課題は、研究代表者がこれまで進めてきた名詞修飾節習得研究を引き続き発展させる形で計画したものである。25年度は、現在までに得られているデータを再分析し、認知言語学会で口頭発表を行った。また、認知言語学会論文集に掲載予定の論文の執筆を行なった(刊行は26年度の予定)。
3.同様な研究を検討している国内および海外(香港)の研究者と連絡をとり、共同で研究を行なうための、実験文の作成、検討などを共同で行なった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

25年度は、夏ごろから体調を崩し、勤務校での業務以外の仕事や研究等の量を減らし、休養を取りながら業務を遂行している。また、現在は、学部専攻のコーディネーター職に就いているため、研究費申請時より多忙になってしまったこともあり、当研究課題の研究も、計画通り進めることができず、当初の予定よりかなり遅れている。

今後の研究の推進方策

25年度に実施する予定だったデータ収集を行なう。中国語・韓国語母語話者を対象に、ストーリーテリングを使ったデータ収集をする予定である。収集したデータは文字化を行い、名詞修飾節の取り出し、分析を行う予定である。また、タイからの留学生の協力を得て、タイ語のデータの分析を早急に進め、今年度中の学会・研究会等で発表を行う。

次年度の研究費の使用計画

25年度は、データ収集を進め、謝金、文字化・翻訳等の業者への謝金、研究発表のための旅費等に研究費を使用する予定であった。しかし、夏前から体調を崩し、本務校の必要業務以外の仕事や研究の量を減らさざるを得ず、本研究課題も進めることができず、次年度使用額が発生した。
データ収集に関しては、被験者への謝金および、収集作業に関するアルバイト謝金を使用する。データの文字化に関しては、業者に依頼する。最新の研究動向に関する知見を得られる第二言語習得関係の国際大会へ参加するために、海外旅費を使用する。データ保存、分析用のコンピューター、統計処理用のソフトを購入する。また分析に際する参考にするために図書の購入を行なう。研究成果の発表のため、国内(または海外)旅費を使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 言語習得データから日本語名詞修飾節を考える -フレーム意味論の観点から-2014

    • 著者名/発表者名
      大関浩美
    • 雑誌名

      日本認知言語学会論文集

      巻: 14 ページ: 248-260

  • [学会発表] 言語習得データから日本語名詞修飾節を考える -フレーム意味論の観点から-2013

    • 著者名/発表者名
      大関浩美
    • 学会等名
      日本認知言語学会第14回全国大会
    • 発表場所
      京都外国語大学
    • 年月日
      20130920-20130921

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公開日: 2015-05-28  

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