本研究は韓国人日本語学習者を対象に①CEFR読解尺度の適用可能性の検証、②CEFR読解尺度のCDS(能力記述文)のわかりやすさの検証、③CEFR読解尺度の現地化の試み、を研究目的とした。 ①は全体的にCEFRの順序性は維持しているが、葉書、自分の専門分野、親しい人との手紙のやり取り、辞書使用といった記述があると易しくなり、日常生活で出会う機器についての簡単な使用方法、広告、パンフレット、メニューなどの記述があると難しくなることが明らかになった。②は条件や補足説明の修飾部が長いCDSや具体的な範囲やレベルの解釈に幅のある表現を含むCDSはわかりにくいという結果が出た。③は暫定的な尺度を開発した。
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