|
本研究の目的は、英語による英語授業と学習者の内向的学習スタイルの関係、簡易英語ディベートによる英語による授業への適応を考察することにある。調査１では、日本人英語学習者の外向性・内向性の下位要因を探るとともに、この学習スタイルの質問紙を開発した。調査２では、内向性と学習活動の嗜好性との相関、ディベート前後における学習活動の嗜好性と性格の変化や英語による授業への適応について考察した。研究の結果、内向性・外向性は比較的安定した学習スタイル要因であるが、学習活動の嗜好性との関連は高くないことが分かった。しかし、統計的に有意ではなかったものの、学習活動への適応を示す情意反応の変化が傾向として見られた。
|
