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2012 年度 実施状況報告書

プレ・アカデミック英語コーパスの構築と「学習英語」の有用動詞コロケーションの特定

研究課題

研究課題/領域番号 23520655
研究機関北海道大学

研究代表者

高見 敏子  北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (60333639)

キーワードプレ・アカデミック英語 / コーパス / 動詞 / コロケーション
研究概要

本研究の目的は、大学で求められている学術英語と高校英語との乖離を狭めるため、英語圏の中等教育の英語を「プレ・アカデミック英語」と位置づけて英語圏の小学校高学年~高校生用の教材(印刷物・ビデオ)から学習英語の書き言葉と話し言葉のコーパスを構築し、その特徴を分析して学術英語の前段階の「英語で学ぶための英語」の指導に役立つ知見を得ること、英文を書く際に重要な要素となる動詞について特に有用と思われるコロケーションを特定し、学習を支援するウェブ教材を作成することである。2年目となる平成24年度は「プレ・アカデミック英語」コーパスの構築継続とその整備が主たる課題であり、小学校レベルの科学ビデオ教材(ナレーション形式)、小学校高学年レベルの科学図書、中学校レベルの科学・地理・歴史の教材図書、中学校レベルの世界史の教科書、高校の化学・物理・地学のビデオ教材、大衆向け科学・歴史ビデオ、の各シリーズの本文(書籍の場合)や英語字幕(ビデオ教材の場合)をテキスト化し、テキストの細かい修正作業を継続して、コーパスを拡充することができた。米国のビデオ教材では英語字幕がすべて大文字で表記されるclosed caption形式の表記が一般的のようで、この形式の英語字幕には綴りの誤りも少なからず含まれていたため修正作業に時間を要し、その後のビデオ教材選定が難航した。しかし良質な英日両言語の字幕を含むビデオ教材を見つけることが出来たので、当該シリーズについてはごく小規模ではあるが対訳的なコロケーションデータが得られる可能性も生まれて来た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ビデオ教材・印刷教材とも複数の教材のテキスト化と本文のチェック作業が進行しており、ほぼ交付申請書に記載した計画のとおり順調に進展している。

今後の研究の推進方策

引き続きコーパスに加える対象教材の選定を継続しつつ、これまでにテキスト化したファイルのチェックと整備により重点を置き、教材作成を見据えたデータの作成に移行していく予定である。

次年度の研究費の使用計画

当該次年度使用額200,430円は前年度納品分の平成25年4月支払い分です。

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公開日: 2014-07-24  

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