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2012 年度 実施状況報告書

ロシア語初学者のための語形成電子教材の作成について

研究課題

研究課題/領域番号 23520672
研究機関大阪大学

研究代表者

上原 順一  大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (30252737)

キーワードロシア語 / 語形成
研究概要

本研究の目的は、ロシア語の初学者に対して語形成の教材をより良い形で提示する方法を、内容と形式の両面から検討して具体的な提言を行うことである。ロシア語の語形成(特に接辞付加)は語彙習得や文法学習などの局面で重要な意味をもつ。本研究では初学者にとって重要な派生語や接辞を取り上げ、それらに用例を付記することで、教材の素案を作成する。この際、学習者が学びやすいような用例を挙げることに配慮する。また、作成された教材素案がウェブなどで利用しやすいような方策を検討する。これは接辞の属性などによって、学習者が学びたい項目を動的に抽出するためである。最後に、得られた結果をウェブなどで発表する。
本年度は特に動詞の接頭辞について、初学者にわかりやすいと考えられるフレーズや短い文を用例として書き足した。また、これらのうち、多くの用例はロシア人のチェックを受けた。さらに、教材提示案のモデルとして、ローカルで動作するプログラムを試作した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

用例の書き加えやロシア人による用例のチェックは、接辞全体には及んでおらず、当初の研究実施計画が完全に達成できたとは言えない。しかしながら、教材提示案の検討は、本来次年度に行う予定であったが、前倒し的に進めることができた。以上のことより、達成度は「おおむね順調に進展している」と考えられる。

今後の研究の推進方策

用例を書いていない接辞には可能な限りフレーズや短い文を書き足し、ロシア人によるチェックを受ける。これに際しては、質的な充実を目指す。また、教材提示案は、ローカル環境で利用できるものから、ウェブなどで利用が可能なものに拡大することを目標とする。最終的に、成果を報告書などで公表する。

次年度の研究費の使用計画

物品費で購入する予定であった用例充実化のための書籍を購入しなかったこと、さらに、用例入力作業やロシア人によるチェック作業時間が想定よりも少なかったことにより、残額が発生した。このように当初の見込み額と執行額は異なった。研究計画自体に変更はなく、未執行額も含めて当初通りの研究を進めていく。

研究成果

(1件)

すべて その他

すべて 備考

  • [備考] 平成24年度の研究計画

    • URL

      http://www1.lang.osaka-u.ac.jp/ls/about_ls/src/2012/europe1/2012_UeharaJunichi.pdf

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公開日: 2014-07-24  

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