近代韓国語教育の形成過程を明らかにすることを目的とし、米国や韓国に散在している宣教文書等の史資料を考察し、①1920年―1930年代後半まで制度的教育機関が設立されたこと、②その教育機関の設立に至る経緯及び③言語教育の内容や、言語教育的発展等を証明した。また、④解放後、1949年-58年までの宣教師による制度的韓国語教育の再開や、⑤宣教師による韓国語教育を韓国の大学に委託することになり、1959年延世大学韓国語学堂の設立に繋がったことを初めて明らかにした。 その結果、母語話者が主体になった近代的韓国語教育は、植民地時期の基督教宣教師による朝鮮語教育の発展の連続線上で成立されていることを立証した。
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