研究課題
H25年度はH24年度に作成した読解プログラムとその効果について検証した。H24年度後半に実施した実験の結果をまとめそれを基に検証した。読解プログラムについては引き続きMoodleを基盤としたプログラムを改良する方向に決定したが、各学習者のログファイルを整理し分析する手順が煩雑となり、履歴ファイルを自動で読み込み整理するソフトの開発が必要であることが判明した。こちらの方向でこれからも進むのか、それともMoodleとは別にデータベースとも連動したプログラムを開発した方が良いのか、今後も検討が必要となった。また、ブラウザーによってはMoodle上の注がポップアップで表示されるものと、全画面に表示されるものなど一定せず、ブラウザーに依存しない一貫した表示が可能となるよう今後も改良が必要であることが判明した。これまでの研究成果についてオンラインの読解問題に追加した注の役割に焦点を絞った論文を執筆しCALICO(アメリカで発行されている国際誌、コンピュータ支援言語教育学会)主催のMonographに発表した。また25年度の後半では昨年度実施した実験の追実験を実施した。注の検索情報に基づいて読解後に検索した語彙の復習が可能となるプログラムを用いて、復習をした単語とそうでない単語での習得率を比較する研究である。その結果をまとめてH26年度の国内学会で発表する予定である。またこれまでの結果をまとめたものをH26年の夏に国際学会で発表する予定である。
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Learner-computer interaction in language education: A festschrift in honor of Robert Fischer
巻: Special Issue ページ: 203-229