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2013 年度 実績報告書

電子書籍を利用した新しい語彙学習の検証:付随的学習と意図的学習の融合

研究課題

研究課題/領域番号 23520691
研究機関熊本県立大学

研究代表者

吉井 誠  熊本県立大学, 文学部, 教授 (70240231)

キーワード第二言語習得 / 語彙習得 / CALL
研究概要

H25年度はH24年度に作成した読解プログラムとその効果について検証した。H24年度後半に実施した実験の結果をまとめそれを基に検証した。読解プログラムについては引き続きMoodleを基盤としたプログラムを改良する方向に決定したが、各学習者のログファイルを整理し分析する手順が煩雑となり、履歴ファイルを自動で読み込み整理するソフトの開発が必要であることが判明した。こちらの方向でこれからも進むのか、それともMoodleとは別にデータベースとも連動したプログラムを開発した方が良いのか、今後も検討が必要となった。また、ブラウザーによってはMoodle上の注がポップアップで表示されるものと、全画面に表示されるものなど一定せず、ブラウザーに依存しない一貫した表示が可能となるよう今後も改良が必要であることが判明した。これまでの研究成果についてオンラインの読解問題に追加した注の役割に焦点を絞った論文を執筆しCALICO(アメリカで発行されている国際誌、コンピュータ支援言語教育学会)主催のMonographに発表した。
また25年度の後半では昨年度実施した実験の追実験を実施した。注の検索情報に基づいて読解後に検索した語彙の復習が可能となるプログラムを用いて、復習をした単語とそうでない単語での習得率を比較する研究である。その結果をまとめてH26年度の国内学会で発表する予定である。またこれまでの結果をまとめたものをH26年の夏に国際学会で発表する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Effects of gloss types on vocabulary learning through reading: Comparison of single translation and multiple-choice gloss types2013

    • 著者名/発表者名
      Makoto Yoshii
    • 雑誌名

      Learner-computer interaction in language education: A festschrift in honor of Robert Fischer

      巻: Special Issue ページ: 203-229

    • 査読あり
  • [学会発表] Effects of individualized vocabulary in a reading program (2)2014

    • 著者名/発表者名
      Makoto Yoshii
    • 学会等名
      AILA World Congress 2014
    • 発表場所
      Brisbane, Australia
    • 年月日
      20140810-20140815
  • [学会発表] Effects of individualized vocabulary review in a reading program: Integration of incidental and intentional learning2014

    • 著者名/発表者名
      Makoto Yoshii
    • 学会等名
      JALT Vocabulary SIG Symposium
    • 発表場所
      Kyushu Sangyo University
    • 年月日
      20140614-20140614
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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