外国語としての英語教員診断システムを開発することを目標とした。問題点の特定から妥当性の検証まで開発の全段階において現職教員の声を反映させる点を最大の特色とし英語能力のみならず指導法、対人関係対処能力等教員として必要とされる資質も対象とし、現場の教員が実体験を第三者の目を通して客観化し言語教育実証研究の成果を援用しながら診断評価のためのシステムを構築することを目的とした。以下の3点について十全な成果を上げることができた。1)(資料1)現職教員11名に対してフォーカス・グループ・インタビューを行い、学部の教職科目の有効性を確認した。また合わせて改善すべき点を確認した。2)(書類2)教員に必要とされる資質について、日台韓の教員にアンケート調査を行い比較検討をした。3)(書類3)現職教員、英語教員のための教職科目履修生に英語教員能力検定試験(TKT)を実施し、客観的な診断の指標としての使用可能性を探った。
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