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2013 年度 実績報告書

現役教員研修プログラムへの示唆:高校英語教師の学び

研究課題

研究課題/領域番号 23520705
研究機関東海大学

研究代表者

栗原 ゆか  東海大学, 清水教養教育センター, 准教授 (50514981)

キーワード社会文化理論 / ヴィゴツキー / 教師教育 / 高等学校英語教師
研究概要

本研究は、文部科学省や教育委員会等を中心に行われている現役英語教員研修において、教員が研修で学んだ理論や技能を、各学校現場の環境に合わせどのように自分のものとしているか、という専有化について探求したものである。特に、英語圏で行われた海外研修(MEXTプログラム)に以前参加した高等学校英語教員に本研究への協力をお願いし、各学校現場にて調査した。教員の学びに関わる活動場所を包括的かつ長期的に探究した研究は極めて少ない。その意味において、本研究は既存の研究に新たな見解を示すことと考えられる。申請者は、2005年度より関連研究を行っており、すでに北米で行われたMEXTプログラムを例に66名の参加教員のアンケート調査と5名の教員の授業参観やインタビューを実施してきた。平成23年度はその研究に参加した教員の中から、研修で学んだ知識やスキルを円滑に応用している教員1名、そして平成24年度は、上記66名の教員の中からさらに1名研究へ参加してもらった。平成25年度は、引き続き平成24年度の教員2名に授業参観とインタビューを実施した。平成23~25年度の本研究の研究成果を示す。1.参加教員の学校現場での授業と教育信念について授業参観よりさらに明らかになった。2.米国や国内の英語教員研修プログラムで学んだ理論・スキルを参加教員が学校現場でどのように自分のものとして専有化しているか明かになった。特に、教員の学びは、国内・国外で実施された研修や勉強会、学校現場(生徒の状況や学校の教育目標)、また教員の教育信念等、様々な活動場所が複雑に関連していることが分かった。上記の成果の一部は、平成24年度は米国のTESOL学会、平成25年度においては米国のAAAL学会において発表し、国外(国内も含む)の教師教育研究者と意見交換を行った。本研究の成果は、さらに2016年度の米国の上記学会にて発表する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] EFL Teachers' Learning: Transitional Experiences from an Overseas Teacher Education Program to Japanese School Settings2013

    • 著者名/発表者名
      Yuka Kurihara
    • 雑誌名

      JALT Journal

      巻: Vol.35, No.1 ページ: p.51-72

    • 査読あり
  • [学会発表] A Longitudinal Study of EFL Professionals’ Learning to Teach2014

    • 著者名/発表者名
      Yuka Kurihara
    • 学会等名
      The American Association for Applied Linguistics (AAAL)
    • 発表場所
      米国オレゴン州ポートランド
    • 年月日
      20140322-20140322

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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