研究課題/領域番号 |
23520722
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 教育工学 / 教材 / 教育メディア一般 / ラーナーオートノミー |
研究概要 |
2011年度は、本研究の試験段階として準備段階となる多くの課題を行った。1)オンライン学習や自己学習センターについての文献を検索し、全体的な評価を行った。2)海外施設を利用したオンライン学習(online study abroad center, OSAC)の開設およびその教材作りに関して、オンライン学習分野を専門とする研究者からアドバイスを得た。3)教材作成の準備段階として、イギリスおよびオーストラリアにおいてビデオ撮影を行った。4)専用教材の内容についての意見を得るために、海外にて学習を行った生徒たちへのインタビューあるいはオンラインアンケートを実施した。5)以上を踏まえ、まずはOSAC教材をさらに利用しやすい書式(ibook書籍など)にできるかどうかを試みた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究のための試験段階としては、ほとんどが初めの計画通りに行うことができた。時間とスケジュールの都合により、専門家における討議は次の段階とし、より多くの専門家に意見をもらえるようにした。この討議会は実際に開催するか、またはオンラインにて行うかもしれない。アップル社の新しいLion Operating Systemの登場やibook書籍ソフトにより、新しい対話環境にOSACを置くこと目指した研究が可能である。
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今後の研究の推進方策 |
新しいibook書籍ソフトやタッチパネル技術の到来により、OSACをipadやiphoneでダウンロードできるマルチメディア教材の形式で取り入れられる可能性を検証する。本研究の第二段階として、次のことを行っていく。1)高価な専用のサーバーの代わりに、OSACを対話型の教科書を用いることができるかを検証する。2)リスニングや語彙訓練のような自己学習教材をさらに作成する。3)講義や日常会話のような他の海外学習のビデオに使われる脚本のような、文化的背景を含んだ教材を作成する。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度の研究費は、ibook教材のためのソフトウェアおよびハードウェアの購入に使用する予定である。さらに、行うことのできなかった討議会を開催するためにも使用する予定である。
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