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2012 年度 実施状況報告書

コミュニケーション能力向上を重視した海事英語教育プログラムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23520741
研究機関大島商船高等専門学校

研究代表者

杉本 昌弘  大島商船高等専門学校, その他部局等, 助教 (10216335)

研究分担者 吉留 文男  大島商船高等専門学校, その他部局等, 教授 (60342557)
キーワード海事英語 / コミュニケーション
研究概要

商船高等専門学校の商船学科学生を対象とした海事英語教育プログラムに,「コミュニケーション重視の取組み」,「内容重視の指導」および「統合学習」の3つの手法を取り入れ,学生の実践的海事英語コミュニケーション能力の向上を効果的に図るための学習方法および評価方法を確立されることを目的として研究を行った。
当該年度は,昨年度に修正したカリキュラムを実践しその有効性の検証を行った。具体的には「海事英語授業」,「e-ラーニング」,「英語による練習船実習」という異なる学習形態において,取り扱うテーマごとに学習内容に一貫性を持たせるようにした。これにより学生が学習形態にかかわらず,共通する題材テーマを常に意識しながら英語コミュニケーション学習に取り組むことができるようになった。また各テーマの「海事英語授業」の導入部分に映像および音声を用いた教材を使用し,学生が題材内容を容易にイメージできるようにした。
他の商船高専においても同様の海事英語教育プログラムの試行を行った。次年度以降は,視聴覚教材の使いやすさに改良を加え,他の商船高専の教員,学生双方にとって利用しやすい海事英語教育プログラムを目指す。
「英語による練習船実習」の総仕上げとして,海外連携校であるシンガポールマリタイムアカデミー(SMA)の学生を招聘し,合同の練習船実習を実施した。短期間の合同実習をより効果的なものにするため,実習の内容および事前学習の必要性などに関してSMA担当教員と打ち合わせを行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当該年度の目的は,昨年度に修正を加えた海事英語カリキュラムの実践とその有効性の検証である。年間スケジュールに従いほぼ計画通りにカリキュラムを実施することができ,学生の海事英語コミュニケーション能力に一定の向上を見ることができた。

今後の研究の推進方策

次年度は,本研究の最終年度に当たるため,これまで作成した音声,映像教材を整理し,海事英語学習教科書として完成させる。また,完成した海事英語カリキュラムの有効性について最終的な評価を行う。

次年度の研究費の使用計画

海事英語教科書および付属DVD作成に必要な作業を専門家に依頼するための謝金,作成した視聴覚教材を教室で提示するために必要なOA関連物品の購入,また本研究の成果報告のための学会参加費用などに研究費を使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Training on Closed-loop Communication with a Main Engine Stand-by Sequencer2012

    • 著者名/発表者名
      Masahiro Sugimoto
    • 学会等名
      International Conference on Marine Simulation and Ship Maneuverability
    • 発表場所
      Singapore
    • 年月日
      20120423-20120427

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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