研究課題/領域番号 |
23520742
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研究機関 | 香川高等専門学校 |
研究代表者 |
森 和憲 香川高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (60353330)
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研究分担者 |
村上 純一 香川高等専門学校, 電子システム工学科, 教授 (70200269)
小竹 望 香川高等専門学校, 建設環境工学科, 教授 (60512704)
真鍋 克也 香川高等専門学校, 通信ネットワーク工学科, 准教授 (30229596)
福井 智史 香川高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (20238455)
高城 秀之 香川高等専門学校, 通信ネットワーク工学科, 准教授 (30261118)
白石 啓一 香川高等専門学校, 通信ネットワーク工学科, 講師 (80321503)
宇野 光範 香川高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (20390510)
藤井 数馬 香川高等専門学校, 一般教育科, 講師 (50413779)
荒井 伸太郎 香川高等専門学校, 通信ネットワーク工学科, 助教 (10599195)
藤原 知予 香川高等専門学校, 一般教育科, 助教 (40609674)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | CALL / e-ラーニング / 英語学習 / ESP / 工学教育 |
研究概要 |
H23年度の研究作業は、1、ビデオ教材の制作、および2、iPadアプリケーションの開発、の二つに分類される。 1に関しては、平成17~19年度科学研究費補助金 基盤研究(C)「理工系基礎科目と連携した英語ビデオ教材の開発と教授法の研究」における研究成果であるビデオ教材に、さらに追加する形で教材を制作した。過去に制作されたビデオのうち、継続して使用できるものと、再制作が必要なものを分類した。また新規制作分として、パソコン,スピーカ、液晶パネル、掃除機などの電気製品を分解して内部を解説したものを制作した。 具体的な制作の過程は、精選された題材について英語ネイティブスピーカが解説したものをビデオ撮影し、英文および日本語ナレーションを付加する事である。ビデオ教材は日英ナレーションと共にiBook Authorを用いて電子書籍化され、かつYouTubeによって配信することを前提に開発した。H23年度は計21本のビデオ教材のプロトタイプが完成した。 2に関しては,ビデオの内容理解を促進するための補助教材として,英単語を習得するためのiPadアプリケーションの開発を行い、H23年度中にプロトタイプ1本が制作された。当アプリケーションは、画面上に表示される英単語の意味を早くたくさん答えた方が勝利するという対戦型ゲーム形式による単語習得ソフトである。当アプリケーションソフトの開発は国内の学会や国際シンポジウムで発表された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ビデオ教材の開発について、年度当初の制作目標数はプロトタイプ7本であったが,その三倍にあたる21本が制作された。しかし、ビデオサーバーの構築およびアップロードはセキュリティの問題から解決しておらず、継続して研究する必要がある。また、iBook Author を利用した電子書籍の公開も日本ではサービスの提供が遅れているため,実現していない。他の方法での配信も含め継続して開発を行う。 iPadのアプリケーション開発に関しては,当初の計画どおり、プロトタイプ1本の制作を行った。しかし、プログラムにはバグ等の修正すべき項目が残っており、引き続き改良が必要である。
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今後の研究の推進方策 |
新規ビデオの開発について、本研究中の制作目標数35本をH24年度中に前倒しして達成するように、制作作業を進める。また、既に収録したビデオをiBook Authorを用いて電子書籍化し、実際に教室で使用して、その教育的効果を測定する。 教材の公開に関しては、専用HPを作成するとともに,YouTube経由での配信を開始する。 iPadアプリケーションの開発に関しては,不具合を修正し,本年度中のAppStoreでの公開を目指す。 最終年度にあたるH25年度には当授業をパッケージ化し、DVD等のメディアに記録し配布する。各研究分担者は、各々が所属する教育系学会等において、英語ビデオ教材を活用した自らの授業実践についての発表を積極的に行い、本研究の持つ意義を広く知らしめるとともに、内外からの批判助言を得て,教材等の改良に資する。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度には教材の量が増え、全体を統轄するシステム、および保存用ハードディスクが必要になってくるため、研究統轄用PCおよびハードディスクの購入を計上する。 本研究にはネイティブスピーカによるビデオレコーディングや英文校正の作業をしなければならない。そのための謝金を、本研究費に計上する。また、ビデオ教材の編集補助作業やipadの更新作業を行う学生に対する謝金も発生するため,本研究費に計上する。 本研究の成果を英語教育学会や工学教育学会等において発表する予定である。そのための旅費を、本研究費に計上する。
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