英語の前置詞の棲み分け研究と高大連携に基づく自学自習用教材の作成

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23520745
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 外国語教育
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 花崎 一夫 信州大学, 全学教育機構, 准教授 (40319009)
• 研究分担者: 花崎 美紀 信州大学, 人文学部, 准教授 (80345727) ; 加藤 鉱三 信州大学, 高等教育研究センター, 教授 (20169501)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 英語の前置詞

研究概要

本研究では様々な英語の前置詞の意味論的研究を行なった。その一つが前置詞のatであるが、英和辞典の意味記述は様々なatの用法の日本語訳に過ぎないことを指摘した。我々は、atの持っている唯一の意味は「特定」であるとし、辞書に記述されている意味記述は、atの様々な用法にすぎないと考えた。このような観察に基づき、atを含む様々な英語の前置詞に関する教材を作成し、それを大学の英語教育の現場に還元した。

研究成果

• [雑誌論文] 認知言語学の知見を活用した英語教育の可能性―be-to不定詞を中心に― (2014)
  • 著者名/発表者名: Author:花崎一夫・赤羽佑太
  • 雑誌名: 言語教育センター実践報告 巻: (第3号)(Keywords:認知言語学英語教育) ページ: 28-36
• [雑誌論文] Toの意味論―英語教育への応用を目指して (2014)
  • 著者名/発表者名: Author:加藤鉱三・花崎一夫・花崎美紀
  • 雑誌名: 英文学研究支部統合号 巻: Vol.VI(Keywords:英語前置詞To) ページ: 239-245
  • 査読あり
• [雑誌論文] An Analysis of a Causative Verb Have from the Cognitive Linguistic as well as the Contrastive Linguistics Perspective Hawaii University International Conferences Arts (2014)
  • 著者名/発表者名: Author:脇淵良太・赤羽佑太・藤原隆史・早野勇馬・花崎美紀・花崎一夫
  • 雑誌名: Humanities and Social Sciences
  • 査読あり
• [雑誌論文] The "Habitat Segregation" of Expressions Denoting Futurity, and its Application to TESL Hawaii University International Conferences Arts (2014)
  • 著者名/発表者名: Author:脇淵良太・赤羽佑太・藤原隆史・早野勇馬・花崎美紀・花崎一夫
  • 雑誌名: Humanities and Social Sciences ページ: 1-17
  • 査読あり
• [雑誌論文] Toの意味論 (2013)
  • 著者名/発表者名: Author:加藤鉱三・花崎一夫・花崎美起
  • 雑誌名: 日本英文学会中部支部第85回大会Proceedings 巻: (Keywords:英語前置詞To) ページ: 169-170
• [雑誌論文] LMSプラグインを活用した英語教育 (2013)
  • 著者名/発表者名: Author:花崎一夫
  • 雑誌名: 言語教育センター実践報告 巻: 第1・2号 ページ: 49-54
• [雑誌論文] ICTを活用した英語教育 (2013)
  • 著者名/発表者名: Author:花崎一夫
  • 雑誌名: グローバル人材育成のための語学教育の可能性 巻: (Keywords:グローバル人材ICT活用教育) ページ: 65-80
• [雑誌論文] Onomasiologicalな観点からの前置詞Forの意味論 (2013)
  • 著者名/発表者名: Author:花崎美紀・花崎一夫
  • 雑誌名: 英文学研究 巻: Vol.V(Keywords:英語前置詞For) ページ: 121-124
  • 査読あり
• [雑誌論文] Forの意味論再考 (2012)
  • 著者名/発表者名: Author:花崎美紀・花崎一夫
  • 雑誌名: 人文紀要文科学論集(文化コミュニケーション学科編) 巻: 46,46(46)
  • URL: https://soar-ir.shinshu-u.ac.jp/dspace/handle/10091/15659
  • 査読あり
• [雑誌論文] 認知言語学の知見を生かした英語教育の実践に向けて (2012)
  • 著者名/発表者名: Author:花崎一夫
  • 雑誌名: 信州大学人文社会研究 巻: 6:8,(第6号) ページ: 87-94
  • URL: https://soar-ir.shinshu-u.ac.jp/dspace/handle/10091/15629
  • 査読あり
• [学会発表] Atの意味論 (2013)
  • 著者名/発表者名: Author:加藤鉱三・花崎一夫・花崎美起
  • 学会等名: 日本英文学会中部支部第65回大会
  • 発表場所: 椙山女子大学
  • 年月日: 2013-10-05
• [学会発表] T・の意味論 (2012)
  • 著者名/発表者名: Author:加藤鉱三・花崎一夫・花崎美起
  • 学会等名: 日本英文学会中部支部第64回大会
  • 発表場所: 南山大学
  • 年月日: 2012-10-27
• [図書] パターンで学ぶ英会話―英語の型を覚えよう!― (2013)
  • 著者名/発表者名: Author:花崎一夫・花崎美紀
  • 総ページ数: 155
  • 出版者: ブイツーソリューション(Keywords:英文法英会話パターン)