研究課題/領域番号 |
23520749
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
中山 晃 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (70364495)
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研究分担者 |
吉田 広毅 常葉学園大学, 教育学部, 准教授 (40350897)
物井 尚子 (山賀 尚子) 千葉大学, 教育学部, 准教授 (70350527)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 外国語活動 / 特別支援 |
研究概要 |
事業初年度である平成23年度は,特別支援学級で学ぶ児童・生徒への語学教育に関する教育的効果に関する文献調査(調査・観察段階)を年度テーマとして研究を行った。これまで発表されてきた先行研究調査をまとめ,さらに関連学会や研究会(ワークショップを含む),研究授業の授業参観に参加することで,特別な支援を必要とする児童への外国語活動の実践例や最新の動向などの資料の収集と意見交換を行った。具体的には,小学校英語教育学会第11回大会において,「ICTを利用した特別支援学級での外国語活動」の可能性について発表し,また北海道旭川市内における小学校外国語活動研修会においては,「特別支援に生かすことのできる外国語活動:提案と実技演習」という題目で,本年度の活動を教育現場の先生方に公開した。こうした過程において,特別支援教育で外国語活動を行う際の留意点を研究的側面及び理論的側面から考察し,レビュー論文の作成,さらに予備として行った実践報告等を行った。本年度の研究代表者と研究分担者,連携研究者及び,研究協力者(12名)は,次のタスクに取り組んだ。1.中山 晃(研究代表者,愛媛大学):統括,特別支援学級(教育)における外国語学教育に関する調査・報告,2.物井尚子(研究分担者,千葉大学):通常学級での特別な支援を必要とする児童と英語活動に関する調査・報告,3.吉田広毅(研究分担者,常葉学園大学):ネットワーク基盤形成(サポート体制)に関する調査・報告,4.三浦優生(連携研究者,金沢大学):発達障害と外国語学習に関する文献調査
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究授業を研究次年度に計画していたが,初年度中に予備の研究授業(実践)の実施許可が得られたため。
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今後の研究の推進方策 |
申請書に記載の研究計画通りに丁寧に研究をすすめる。具体的には,本研究目的(2)の「特別支援教育における外国語活動の授業参観と実態調査」を行う。特別支援教育での外国語活動の授業参観と前年度の調査結果を踏まえた実践を行う。以下のPDCA サイクルに従い,授業参観及びフィードバック・ミーティングを通して,より具体的で有意義な特別支援教育における授業案とアクティビティーの策定を試みる。
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次年度の研究費の使用計画 |
初年度の実践の成果を関連学会等で発表することが決まっており(国内学会でのビデオ公開に採択され、また国際学会での研究発表も採択されている)、こうした学会への参加の旅費や,論文校閲等に使用する予定である。
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