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2012 年度 実施状況報告書

口頭研究発表スタイルによる理解度と印象の比較

研究課題

研究課題/領域番号 23520753
研究機関会津大学

研究代表者

ROZYCKI WilliamV  会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (40533617)

キーワード国際情報交流
研究概要

EUROPAR 2012という国際研究会議での発表者、19名をカメラ及びビデオカメラで撮影し発表も録音した。使用されたスライドのデータもメイルで発表者に送付するよう依頼し、収集した。次に、Voicewalkerというソフトウェアを使って、録音された発表で、各発表者が口頭で使用した総語数を、スライドを見ながら確認した。
そして、SICE 2011、MWSCAS 2011、ICPRAM 2012、及び EUROPAR 2012のデータを分積して、各発表者の聴衆に対する体の角度を算定し、またスライドに表記されたテキスト以外で発表者が発した単語数を合計し、その単語数の各国際研究会議における平均値を明らかにした。結果の詳細は以下の通りである。SICE 2011発表者の聴衆に対する体の平均角度132.07度発表者がスライドテクスト以外で発した言葉(対スライドテキスト総単語数比):59.43% MWSCAS 2011発表者の聴衆に対する体の平均角度:130.01度発表者がスライドテクスト以外で発した言葉(対スライドテキスト総単語数比)131.45%ICPRAM 2011発表者の聴衆に対する体の平均角度134.03度 発表者がスライドテクスト以外で発した言葉(対スライドテキスト総単語数比)129.5%EUROPAR 2012発表者の聴衆に対する体の平均角度:122.4度 発表者がスライドテクスト以外で発した言葉(対スライドテキスト総単語数比)89.34%
我々が予想していたよりも、会議開催国による差異が少なかったことを示している。その一方、同じ会議における発表者間の個人差が見られた。聴衆に対する体の角度は発表者の英語能力レベルによって違うと思われる。さらに、口頭発表を発表者が補った、スライドに記載されていないテキストの単語数も、同様に発表者の英語能力レベルによって違うと思われる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

企画通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

今年は大学院生(被験者)を利用する代わりに、発表者としてコンピュータサイエンス学部教員と連携することで、2つの対象的なスタイルのプレゼンテーションの客観的なテストを実施する。被験者の理解と感情のデータは、収集、分析され、その結果は最もわかりやすく、最も楽しいスタイルを決定するために分析される

次年度の研究費の使用計画

物品費:50,000円
旅費:320,000円
謝金:100,000円
その他:30,000円

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Oral Presentation at International Engineering Conferences: Influence of the Local on the Global

    • 著者名/発表者名
      William Rozycki, Emiko Kaneko, Anna Danielewicz-Betz
    • 学会等名
      Proceedings of the IEEE International Professional Communication Society 2013
    • 発表場所
      Vancouver, Canada

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公開日: 2014-07-24  

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