研究課題/領域番号 |
23520754
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
井狩 幸男 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (60193158)
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研究分担者 |
高橋 幸子 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (50299244)
吉田 晴世 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40210710)
河内山 真理 関西国際大学, 教育学部, 准教授 (50290424)
泉 恵美子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (10388382)
福原 史子 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 准教授 (70545988)
加賀田 哲也 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40278578)
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キーワード | ビリーフ / 外国語活動 / 小学校教員 / 教員養成課程 / 教員研修 |
研究概要 |
本科研では、教員養成課程、並びに教員研修で利用可能な教員のビリーフ形成のプログラムを開発し、外国語活動に対する問題意識を培うことにより、明確な目的意識を持ち、外国語活動をより適切に行う教員の育成を目指す。 平成24年度は、 英語教職課程の履修学生を対象にビリーフに関する調査アンケートを実施し、データの収集と分析を行った。同時に、平成23年度に現職の教員を対象に実施したビリーフに関する調査アンケートのデータ分析結果、及びBenesseや英検の最新の調査を踏まえ、外国語活動が抱える課題を明らかにし、小中連携はどこまで可能か、指導者(担任、ALT、専科)はどのような役割を担うべきか、教科化は必要かなどについて活発な議論を行うことによりビリーフ原案作成に繋いでいくことを目指し、8月に甲南大学で開催された外国語教育メディア学会全国大会公開シンポジウムに科研メンバー全員で臨んだ。さらに、日本のビリーフ研究の小学校外国語活動への応用可能性について、海外でどの程度関心があるのか確認する為、3月に米国のダラスで開催されたTESOL国際大会に科研メンバーでポスターセッションの発表を行い、予想外の反響があった。 24年度も、本科研の進め方についてメンバー間で共通理解を得る為、7月21日に大阪で会合をもち、教員のビリーフ形成のためのプログラム作成に向けて問題点を議論した。更に、3月23日の発表後にダラスで会合をもち、平成25年度の科研の進め方について話し合った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り、教職課程を履修する学生を対象としたアンケートを実施し、教員のビリーフ形成のためのプログラム作成に向けて、基礎資料を収集・分析することができた。また、前年度の現職教員のアンケート調査結果、並びに大手企業のアンケートの比較調査を踏まえ、教員のビリーフ形成のためのプログラム原案作成に着手した。
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今後の研究の推進方策 |
本科研の申請通り、平成23年と24年度に実施したアンケート調査の分析結果、及び、これまで国内外の学会で発表してきた際に得られた知見や考察を基に、教員のビリーフ形成のためプログラムの完成を目指す。また、これまでと同様に、国内外の学会発表を通じて、ビリーフ研究の重要性について訴えていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度は本科研の最終年度に当たるため、これまでのアンケート調査・分析結果に基づく国内外の学会での発表、及び教員のビリーフ形成のためのプログラムの完成と冊子化を推進する。更に研究代表と研究分担者の間での協議を中心に、総括作業に入る。
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