本研究は、児童の積極的な授業参加や学びに影響を与える教師の意思決定プロセスを探り、教師のいかなる働きかけが児童の学びにつながるかを調査し、本格的に始まる小学校外国語活動に必要な教員研修の充実、教授法・教材開発に貢献することを目的とした。具体的には、1)台湾の小学校における英語専科教員および児童の英語教育に関する意識調査と授業での教師-児童間の相互交渉 2)小学校教員として経験豊富でかつ大学にて第二言語習得に関する理論を学んだ日本人教員の授業組み立てのプロセス 3)小学校教員を目指す大学生と、英語専攻で児童英語教育に関心のある大学生を対象に、小学校での英語指導に関する意識・不安について調査した。
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