研究課題/領域番号 |
23520764
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
細田 由利 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (70349124)
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研究分担者 |
DAVID Aline 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (70289958)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 相互行為能力 / 大学英語教育 / 会話分析 |
研究概要 |
会話分析、第二言語習得についての文献研究を行い、国外の学会や会合にも出席して最新の研究情報も収集した。また出席した学会(The International Analysis Conference. Friebourg, Switzerland及び12th International Pragmatics Conference 2011, Manchester, England) で予備研究を2本ずつ発表した。 また、英国エセックス大学の言語学部セミナーでの講義も行ない、第二言語の会話分析についてと本研究の途中経過についての発表を行った。論文雑誌掲載としては、予備研究の結果の一部をまとめた論文がJournal of Pragmaticsに掲載された。Yuri Hosoda & David Aline (2012). Doing being interrupted by noise as a resource in second language interaction. Journal of Pragmatics, 44 (1), 54-70.データ収集と分析としては大学英語教室のグループワークにおいて(10グループ、約40名)、仕事における交渉や会議のシミュレーション的な約60分のグループワーク(3人から5人のグループ)を実施してビデオ録画を平成23年度中に6度行った。総録画時間は約3600分である。これらのデータは徐々にテープ起こしを始めており、暫時的および長期的な視点からの分析も始めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ当初の予定通りのスケジュールで達成できている。データ収集については予定通りである。予定よりやや遅れているのは収集したデータのテープ起こしであり、これは予想以上に予備研究の結果および本研究の途中経過を発表する機会が多かったためである。予備研究の結果を雑誌に発表したり、英国で本研究の途中経過を講義をしたりするために、論文の作成と改定にかなりの時間がとられた。24年度に遅れた分も積極的にテープ起こしをしていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きデータ収集、テープ起こしをしていく。データ収集は大学英語教室のグループワークにおいて(6グループ、約40名)、仕事における交渉や会議のシミュレーション的な約60分のグループワーク(3人から5人のグループ)を実施してビデオ録画を平成24年度中に6度行なう予定である。平成24年度に収集するデータの総録画時間は約2160分になる予定である。これらのデータは随時テープ起こしをして分析を進めていく。論文執筆としては平成24年度からは、平成23年度と平成24年度に収集したデータを予備研究でのデータと比較しながら分析を進めていきたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
多少時代遅れになってしまった機械類(コンピュータ、コンピュータソフト、カメラなど)も買い足したい。データの処理と資料収集補助のアルバイト料も計上している。また、国外の学会Australian Multicultural Interaction Institute International Conference およびApplied Linguistics Association of Korea 2012 International Conference にて当該研究の途中経過を発表する予定になっており、そのための旅費も計上している。
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