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2011 年度 実施状況報告書

人工内耳装用児者の英語教育:映像、音声、振動を用いた遠隔授業と国際交流

研究課題

研究課題/領域番号 23520767
研究機関名古屋学院大学

研究代表者

増田 喜治  名古屋学院大学, リハビリテーション学部, 教授 (90173757)

研究分担者 浅野 涼子  名古屋学院大学, 経済学部, 講師 (20469026)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード英語教育 / 人工内耳 / 遠隔授業 / 国際交流
研究概要

平成23年度の第一目標は日本在住の人工内耳装用児、者がシドニー在住の人工内耳装用児、者とスカイプトークにより円滑なコミュニケーションが出来るように独自のカリキュラムを作成し、遠隔授業により彼らを育成することであった。この目標達成のために研究協力者のキャンベルを中心とし、前期10週間、後期7週間にわたり直接教授法によりスカイプで授業を行なった。2度、群馬在住の人工内耳装用児たちの自宅を訪問し、スカイプを円滑に行なうためパソコンの設置状態とスカイプ時における部屋の状況などについても調査および指導を行なった。スカイプ授業においては、ホームステイにおける基本的英会話の練習のみならず、英語発話における上昇イントネーションの訓練に焦点が置かれた。 第二目標は、スカイプ上での授業動画を、リアルタイムに研究グループのサーバーに記録して学習者、ご父兄、研究グループ並び特定の人々へ専用のウエブページを通して即時に配信できることであった。研究グループのホームページが作成され、授業動画はリアルタイムでアップロードされている状況である。 第三の目標は、日本在住の人工内耳装用児、者がシドニー在住の人工内耳装用児、者とスカイプを通して会話を始めることであった。これは、シドニー在住の人工内耳装用児が未だ決定されていないだけでなく、日本在住の人工内耳装用児達の英語コミュニケーション能力がまだ不十分であると判断した。よってこの目標は達成されていない。 第四の目標は、遠隔授業の動画データベースから学習者の音声分析と発話分析を行い教育効果測定することである。現在、約80サンプルを実際の授業から抽出し、身体運動を伴わない場合と伴う場合における違いなどを音声分析と認知テストによって検証中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究のデータベースとなるスカイプレッスンの動画を自動アップロードし、データの共有化が研究者、学習者および関係するご父兄において可能となった。毎回のレッスンが30分という限定された中において多くの教材を網羅することは不可能であったが、平叙文と疑問文の違いを発話訓練し、これらの違いを識別可能なカ訓練プログラムが実施された。

今後の研究の推進方策

*ホームステイプログラム(シドニー・オーストラリア)(研究代表者、分担者、連携研究者の3名)(交通費、宿泊費)(資料収集と各種調査)、第12回人工内耳と関連科学に関する国際会議2名(メリーランド、アメリカ)(研究代表者、連携研究者の2名)(成果発表)(交通費、宿泊費)、夏期講習会、群馬)(研究代表者、分担者、連携研究者の3名)(研究の打ち合わせ)(交通費と宿泊費)、アルバイト費用(映像、音声処理)(2名×40時間)、ホームページ及びサーバーの保守、管理

次年度の研究費の使用計画

調査旅行(シドニー、オーストラリア)(分担者1名)(交通費、宿泊費)(人工内耳装用児・者の各種調査)、夏期講習会(群馬)(研究代表者、分担者、連携研究者の3名)(研究の打ち合わせ)(交通費と宿泊費)、アルバイト費用(映像、音声処理)、ホームページ及びサーバーの保守、管理

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] An analysis of rising and falling intonation among children with a cochlear implant2011

    • 著者名/発表者名
      キャンベル・クレイトン、浅野涼子
    • 学会等名
      日本言調聴覚論協会
    • 発表場所
      名古屋学院大学 日比野学舎
    • 年月日
      2011年7月23日
  • [備考]

    • URL

      http://www.maruron-ac.net/ngu-u/public/index.php

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公開日: 2013-07-10  

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