研究概要 |
コンピューターやゲーム機で使われるロールプレイングゲーム(通称RPGゲーム)で、Listening内容の理解を測る診断テストを作成し、ICT開発会社ヴォルテックに、そのゲームソフトの開発・試作版を制作中である。このRPGゲームを一授業時間時にクラス全体で行うための電子黒板対応端末機器・クリッカーと電子黒板通信システムの開発に関しては、2012年5月、ICT開発会社ヴォルテックが基本計画書を作成、2013年3月、実際に汎用クリッカー通信システムの1次開発及びクリッカーの動作確認を行った。2013年7月、小学校で、診断テスト内容に関して、紙ベースでの検証を行っている。次に、ストーリーと診断テスト1ユニット分の試作版を、ウェブ上の画像・動画を利用し、音声・効果音を組み込んだRPGゲームに近いものを作成、3小学校2学年10クラスで検証を行っている。現在、イラスト・動画(村田晃一氏)完成待ちの状態である。検証結果より最終編集を行ったものを、イラスト・動画と共に、ゲームソフトに組み込み、RPGゲームを完成させるという最終段階にある。試作版RPGゲームが完成次第、クリッカー・電子黒板通信システムでRPGゲームによる評価システムの実証実験を行う予定である。 上記内容について、児童の自己評価力(FUKUCHI, 2011), PCプルダウン機能を活用した先生による評価方法の提案(FUKUCHI, 2012)、児童の評価と先生の評価の比較対照(福智2013)、小学校英語活動一授業時の児童と先生の評価の比較(FUKUCHI, 2013)、RPGゲーム内容の検証及び数値評価 (FUKUCHI, 2013) 、本研究の根幹部である小学校英語教育におけるゲームの有用性(福智, 2014)として、学会発表、紀要掲載などで紹介している。
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