多読教育環境の整備として図書を補充し、総計約1500タイトルの多読図書ライブラリーを完成させた。多聴教育の環境を整えるため、リスニング教材の収集を行なった。図書付属のCDだけでなく、ウェッブ上の多読図書シリーズのMP3ファイルの収集を行ない、音声教材の整理に努めた。図書館、資料室、CALL教室などの施設を整備した。多読電子書籍を揃え、図書館備付のタブレットPCを用いて多読を行なうことができるようにした。所蔵多読図書のデータベースを学生に配布し、図書および図書データの有効活用を図った。 多読授業を継続して行ない、前年度の実施状況をもふまえて授業内容の検討、見直しを行なった。多読教材の活用として、多読図書を使った授業をさらに増やした。地域連携活動の一環として行なっている、多読用教材を用いた講座を引き続き行なった。より適切な多読教育実施のため、本学でこれまで実施してきたTOEICのデータを整理し、学生の英語力の伸びの実態把握に努めた。これまで本学で実施してきた多読活動全体を振り返り、本学の英語教育における多読教育の成果を確認し、短期大学における望ましい多読教育プログラムの検討を重ねた。 これまでの活動と研究をまとめ、その成果を国際多読学会において発表し、同学会の学会誌に寄稿した。
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