| 研究課題/領域番号 |
23520784
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| 研究機関 | 仙台高等専門学校 |
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研究代表者 |
岡崎 久美子 仙台高等専門学校, 総合科学系文科, 教授 (70290690)
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| キーワード | 高等専門学校 / プレゼンテーション / 教科書 |
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| 研究概要 |
高等専門学校（以下高専）の学生に焦点を当てて、英語プレゼンテーション学習教材の開発のあり方を研究しそれに基づいて教材を開発する目的で、本年度は以下の調査研究を行った。
(1) 英語教科書の開発に関する先行研究の調査に基づき、本研究代表者が過去に開発した英語教科書、およびその開発過程を再検討し、プレゼンテーションのトレーニングを行う英語の授業での使用のあり方に検討を加え、成果を論文やポスターにまとめて発表した。併せて、先行文献の成果や海外の事例を参考に教材開発のあり方をシステム化する準備を行った。学会等において、英語の授業の多様な指導方法や使用教材の現状、その開発のあり方に関する情報を収集した。
(2) 高専の学生に求められる英語力を獲得させるためには、学生が生涯にわたって学習していく上で必須の情報収集の能力や、仕事で必要となる専門分野に関するプレゼンテーションの能力を養うのに資する英語力を養成しなければならないと考え、研究代表者が所属する高専の専攻科において、調査内容を英語でまとめ発表する授業実践を行った。学生が自らの問題意識に沿ってテーマを選定し、内容を調査し、英語で発表するプロセスを支援し、このようなプロセスを支援できる教材の開発の方法を検討した。特に、理工系の内容を英語で適切に表現できるようになるために必要なトレーニングの内容と方法の検討、および指導者と学習者の意見が反映され、両者にとって使いやすい教材のあり方の検討を行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究代表者が開発した教科書やその開発過程の検討を進めたが、現時点では学生の個々の関心内容に対応したプレゼンテーション活動の支援は個別指導によるところが大きく、今後は教材としての一般化を進める必要がある。
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| 今後の研究の推進方策 |
学生に対するプレゼンテーションの指導、最新の学術研究の調査、国内の実践報告や海外事例の検討を通じて教材開発のあり方を検討していく。今年度は学生の指導を通じた事例の収集などを行ったため、電子機器等を購入する必要が生じず、次年度での使用を予定している。次年度はデータを蓄積できる環境を整え、デジタル資料の収集と分析を進める。また、調査旅費等を用い、今年度の方法でまだ入手していない教材等の資料や指導事例の収集を行う。
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| 次年度の研究費の使用計画 |
次年度は、本年度行っている教材等資料の収集や指導事例収集をさらに推進し、教材の開発の方法を検討する。
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