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2014 年度 実績報告書

兵農分離制下における身分的中間層に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23520802
研究機関東京外国語大学

研究代表者

吉田 ゆり子  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50196888)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード兵農分離体制 / 郷士 / 地域社会 / 近世史 / 由緒 / 身分 / 武士化 / 家伝記
研究実績の概要

身分的中間層の史料群として、信濃国下伊那郡下瀬村上松家文書を分析することにより、慶安年間から材木の筏問屋として地域の分業体系に位置付いていた家の実態をみることができた。必ずしも武士の由緒だけが地域でのステータスを表象するものではなく、実質的な経済活動のもとで、土豪層が近世前期から活動していたことが知られ、一つのモデルとして位置づけることができた。また、本研究の素材として『熊谷家伝記』を全面的に翻刻する作業を予定していたが、膨大な家伝記の翻刻と分析には、最終年度である本研究では実施することが困難であると判断し、中間層の家についての分析を、甲斐国の依田家や信濃国部奈家、千葉家、宮下家という家について分析することにとどめた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「簓」2014

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子
    • 雑誌名

      思想

      巻: 1084 ページ: 64-81

  • [学会発表] 幕末期開港場における外国人向け遊廓2015

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子
    • 学会等名
      「日韓における遊廓・公娼制度研究の現在」
    • 発表場所
      淑明女子大学校
    • 年月日
      2015-03-08
    • 招待講演
  • [学会発表] 伊那谷の村と人形浄瑠璃2015

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子
    • 学会等名
      飯田市歴史研究所
    • 発表場所
      飯田市文化会館
    • 年月日
      2015-02-21
    • 招待講演
  • [学会発表] 近世の村と町─伝建地区の歴史的評価をめくって─2014

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子
    • 学会等名
      文化庁文化財部参事官室主催伝統的建造物群保護行政研修会
    • 発表場所
      香取神社
    • 年月日
      2014-11-13
    • 招待講演
  • [学会発表] 近世農村の古文書2014

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子
    • 学会等名
      八ヶ岳総合博物館主催
    • 発表場所
      八ヶ岳総合博物館
    • 年月日
      2014-10-14
    • 招待講演
  • [図書] 画像史料論2014

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子他
    • 総ページ数
      325
    • 出版者
      東京外国語大学出版会
  • [図書] シリーズ 遊廓社会 22014

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子他
    • 総ページ数
      121
    • 出版者
      吉川弘文館

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公開日: 2016-06-01  

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