研究課題
基盤研究(C)
本研究では、戦後復興を経て形成される日本の都市社会の「公共性」の問題とその変容過程について、「包摂と排除」の問題を中心に検証を行った。焦点を合わせたのは、講和独立後の1950年代の日本における在日朝鮮人に対する処遇とそこに孕まれた排除の論理であり、その結果としての1959年に開始される「北朝鮮帰国事業」である。さらに、「北朝鮮帰国事業」が、政府や赤十字のみならず都市社会のなかからも積極的に推進されたことを明らかにした。
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歴史評論
巻: 766号 ページ: 47-60
歴史科学
巻: 207号 ページ: 19-32