研究概要 |
科学研究費補助金(基盤研究C「近代日仏間生糸・絹織物貿易史の研究」を受けて、フランス国立図書館フランソワミッテラン館」に赴き、史料調査を行っている。 すなわち、平成23年9月29日(木)‐10月16日(日)までの16泊18日間の史料調査についで、平成24年6月28日(木)‐7月16日(月)までの17泊19日間の史料調査を実施して、19‐20世紀前半の日仏生糸・絹糸貿易に関する仏文史料・原文書等を、16,330枚、複写して帰国している。 平成23年度の複写数6,000枚余に加えて、この2年度で22,000枚余の複写を、同館で実施したことになる。これらの史料は、わが国ではコレクションとしては、全区存在しておらず―国会図書館にも、他の有名な史料所蔵機関にも、みられない―フランス国内の蚕糸業・絹織物業関連の業界紙・誌等であり、フランス側から当該期のアジア・極東のシルク貿易を研究する際の、未知の最重要史料である。
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