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2013 年度 実施状況報告書

近代日仏間生糸・絹織物貿易史の研究-リヨン絹織物業組合の原史料を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 23520822
研究機関高崎経済大学

研究代表者

富澤 一弘  高崎経済大学, 経済学部, 教授 (90265455)

キーワードリヨン織物業組合 / 近代仏国蚕糸業史 / 近代仏国絹織物業史 / 近代日本蚕糸業史 / 近代日本絹織物業史 / 近代日仏生糸貿易史 / 日仏絹織物貿易史
研究概要

報告者は、平成23-27年度にわたる、5カ年度にかけて、科学研究費補助金(基盤研究C)の支給を受けて、「日仏間生糸・絹織物貿易史の研究―リヨン絹織物業組合の原史料を中心に―」という研究課題の下、国内外の調査・研究を継続中である。
過去3カ年度連続で、フランス共和国・パリ市に赴き、国立図書館・「フランソワ・ミッテラン館」を中心に、3万点弱の関連史・資料を収集して、帰国している。これら史・資料は、①リヨン絹織物業組合関連、②フランス蚕糸業関連、③フランス絹織物業関連、④日仏シルク貿易関連、⑤日本蚕糸業関連、⑥日本絹織物業関連、等々に大別され、その時代は、19世紀初頭-20世紀前半の長きにおよぶ。
報告者は、現在、これら収集ずみの史・資料(仏文)の整理・翻刻に従事しているが、実に厖大な点数ゆえに、さらに次年度以降も、この作業は継続をみる予定である。
なお上記の作業と並行して、報告者は、中央・地方の史料所蔵機関に赴き、鋭意、関連史・資料の収集を行っているが、この作業も、在外収集の仏文史料と対比・照合させるべく、平成26年度以降も継続をみる予定である。訪問先の史料所蔵機関は、中央にあっては、国立国会図書館等、地方にあっては、かつてシルク産業が盛んであった全国各地(関東、東海、近畿等)の公文書館、公立図書館等、史料所蔵機関である。
以上、研究実績の概要をつづってきたが、文字通り研究の途上にあり、今なお、具体的成果を生み出すための準備段階にある、といえる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

平成23、24両年度、フランス国内において、リヨン絹織物業組合関連の2万点以上の史・資料を、すでに入手ずみであるため、基本的文献は、目下、座右でかなり整っている、といえる。平成25 年度には、整理・翻刻中の上記の史・資料にくわえて、国内外のインターネットを通じて得られた関連文献も充実、平成28年度の史料集刊行に向けた準備が整いつつある。

今後の研究の推進方策

平成26年度は、すでに手元にあるリヨン絹織物業組合関連の原史料を鋭意、整理・翻刻していくとともに、広く日本国内の旧シルク産業地帯を訪問、調査を行って、可能な限り優良、かつ、多数の史・資料を入手、平成28年度以降の史料集、論文集刊行のために、準備を進めて行きたい。

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公開日: 2015-05-28  

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